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2015年6月23日火曜日

【報告】ひさぎてくのろじー2015

【報告】ひさぎてくのろじー2015
2015年6月20日(土)開催

ひさぎてくのろじーは、「自分の住んでる町で、その町の住人が案内人となって、科学技術や工業に焦点を当てた小さなイベントをやりたいな」という、カガクの粒の中の人のそんな軽い思いつきで始まりました。小学生が自転車や徒歩で通える距離で行われ、参加費は小学生が掌に握って来られる額で、でも中学生や高校生や大人も十分楽しめる内容で。
第2回目となる今回は、「ペーパータワーを作ろう」と「シーリングに挑戦」の2本立てです。
開催日は、前日の雨も上がり、よいお天気となりました。わーい。


1)ペーパータワーを作ろう
Section1は、紙をつかって制限時間内にできるだけ高いタワーを作ろう、という遊び。参加者は大人を入れて9名。3人ずつのチームを作ります。
まずは、紙を1枚だけもらって、どんなふうにしたらよいか考えます。
構造や組み立てる方法を考えたり相談する時間は10分です。いいかな?考えられたかな?使える紙はA4用紙30枚だよ。制作の時間は5分だよ!じゃあ、行くよ!よーい、スタート!
柱は、四角形がいいのか、三角形がいいのか?柱の間に1枚をはさむといいのはなんでだろう?
最初は、どのチームも3段くらいの高さ。5分間て短いなあ!30枚も使い切れないよ。
1回戦目が終わった所で、各チームの作ったものを見て回ります。柱の形、組み立て方などそれぞれ少しずつ違っていましたね。その後、第2回戦は子供たちの要請により7分間に延長、第3回戦は無制限(といっても終了時刻まで約15分間)で行いました。
そーっと乗っけます。倒れませんように。
倒れませんように!
今回の遊びは、学生や企業内でのチームビルディングのワークショップとしてよく行われている手法なのですが、単純に、2次元のものを3次元に組み立てる面白さがあります。大人も(いや、むしろ大人が)はまるのではないでしょうか。とはいえ、黙々と作業(パーツを折る)をしなければならないので子供には飽きてしまうこともあるし、簡単に崩れてしまって落ち込むこともあります。最後は、自分の背丈よりも高いタワーを作ったチームもありました。出来上がったタワーを「ねえねえ!破壊していい?」と言って嬉しそうに蹴飛ばす子たちも。あはは!楽しかったね!



2)シーリングに挑戦
Section2は、ビルのリフォームを手掛ける会社にお勤めのおとうさんによるワークショップ。シーリング(えー、目地止めですね、水回りやタイルの間の)をやってみよう、というわけです。なにそれ?楽しいの?
まず、職人さんの実際のシーリングの様子を動画で見せてもらいます。おー、なんて速いんだろう。
本日の道具。真ん中の3本のボトルがシーリング剤です。3つともメーカーが違います。
発泡スチロールの蓋を一人一個もらいます。この溝にシーリングを行うんです。右側に3つ並んでいるのは、手順の見本です。

マスキングテープの貼り方がとても重要です。「この貼り方だとどうなると思う?」と子供たちに質問したり。一回ではがせることが大事なんだって。そして使用したマスキングテープの長さが職人さんの仕事の量になるんだって。へえ!

シーリングにはシーリングだけじゃだめ。道具がなきゃ。その道具も自分で作るよ。「カッターの使い方、わかる?」そんなところからきっちり指導です。これ、何する道具になるか、わかるかなあ?
シーリング剤を出すのに必要な部品。これは、こうやってカットします。
いよいよいくよー。うにうにうにー。ああ、結構難しいじゃん!でも楽しい!
平らにならします。あ!さっきの道具!
でけた!でけた!初めてにしては上出来だよ!うまい、うまい!
マスキングテープをはがします。右手にあるものがうまくはがすコツだったよね。
手についてしまったシーリング剤はシンナーで落とします。それでも落ちない場合のおうちでの落とし方も習います。「シンナー?」ああ、そうか初耳?そうだね、そうかもしれない。知らない子もいますね。
完成した発泡スチロールの蓋は各自お持ち帰りです。そのもの自体が何かの役に立つわけではないけれど、記念です。あー、あちこち、シーリングしたくなるよね。お疲れ様!


3)テクノロジーってなんだろう?
カガクの粒のイベントでは終了後、ご参加の皆さんからの感想を書いていただいています。感想の用紙には、「カガクの粒 イベント恒例 『今日の粒やき』 今日はどんなことが分かり、どんなことを考えましたか?参加の感想を自由にお書きください」と書いてあります。それをお帰りの際に回収ボックスに入れてもらうのです。
回収ボックスにはもれなく、「本日のもんだい」がついています。問題の答えと思われる番号に、感想用紙を入れてください、というわけです。今回のもんだいはこちら。

今回の出題は、お友達(というか先輩)のK.H.さんにお願いしました。ありがとうございました~。答えは?どれだと思いますか?
もともと、その日のイベントの振り返りができるような問いかけができたら、帰り道にも楽しめるかなあと思い始めたこの箱ですが、実は出題者自身が一番勉強になっていたりします。些細な問題ですが、その時々のテーマに合うその時々に一番大事だと自分が感じたことを3択問題にするために、うんうん唸っていたりします。
今回はテクノロジーとはなんだろう?という問題をつくりたかったのですが、いざ考え出すとこれが難しい。そこでお友達に助けを求めて選択肢を考えてもらいました。(あー、すんごく助かった!ありがとうございました~!)

さて、みなさん、ではテクノロジーってなんでしょう?一体なんなのでしょう?

なんとなくイベントタイトルにしてしまった「テクノロジー」という言葉ですが、改めて定義や成り立ちを考えると私には答えるのがとても難しい。
「人間が手でする仕事」だけなのかな?技術ってどんな風に発展してきたんだっけ?どんな目的で、どんな用途で?いわゆるローテクとハイテクの違いはなんだっけ?国は技術をどう発展させようとしてるんだろう?世の中を幸せにする技術とそうでない技術ってあるの?人間だけが持っているものなの?どこからどこまでがテクノロジーなの?コンピュータはどうなの?今回の問題の選択肢も、答えは③と言えばそうだけど、①と②はどうなのだろう?これからの社会でどうなっていくんだろう?
どうでしょうか?



4)終わりに
テクノロジーという言葉は説明するのがとても難しい。それだけたくさんの可能性を持っており社会に広く浸透しています。性別、年齢、職業に関わらず、いろいろな人間の日常生活に複雑に絡んでいますね。「ひさぎてくのろじー」では、まずはその入口の入口を楽しんでもらいたい、企画者自身がきちんと勉強しながら、地域にプログラムを提供できたらいいなと思っています。
終了後、参加してくれた小学生に「次はなにやるんですかあ?」と聞かれました。
わあ、嬉しいな。
えーっと、次はなにやろうか?できるかな?
また来年なにかおもしろいことやろうか?
そうだね、やろう!よし、やろう!どうぞ、お楽しみに!

最後になりましたが、今回のイベントを行うにあたり、たくさんの方々に助けていただきました。町内会の皆様、子供会の皆様、また、子供を参加させてくれた保護者の皆様、子供たち。企画者の準備不足と不勉強を補ってくださったスタッフのお父さんお母さん、友人にも心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

(おわり)

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