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2013年5月17日金曜日

困惑。赤く偏る光?

(「TMTで探る銀河の誕生」を聞いて、続き)

世の中には、いろんなものを探している人がいます。皆さんは何を探していますか?
新しいランチのお店?理想の彼氏?嵐グッズ?老眼鏡?(おじいさん、頭の上ですよ。)オムレツ用の卵液のなかに落とした卵の殻のかけら?(これは絶対に腹が立つから見つけたい)

いろいろありますが、国立天文台の偉い先生たちが巨大望遠鏡で探しているのは、ちょっとそんじょそこらの探し物とは違いますよ、奥さん。なんたって、クエーサーを探しているんですから。クエーサーですよ、Quasar!QSO!これはquasi-stellar radio source 略です。日本語では「準恒星状電波源」というようです。かなり乱暴にいうと、地球から一番遠いところにある銀河のことで、今観測されている一番遠い銀河は約129億光年先だといいます。こりゃあ遠いです。

そんな遠い所のお話ですから、「一言も聞き逃しちゃなんねえな」と思い、聞こえてくる言葉を必死にメモしまくっていたのですが、その中に何度か出てくるのに、マシタには全く意味の分からない言葉がありました。それは
赤方偏移(せきほうへんい)
という言葉です。

帰宅して早速ぐぐってみて驚きました。ウィキペディアにも、ウィキペディア以外のサイトにも「赤方偏移」を説明するサイトはいっぱいある!世の中、自分が知らなくても他にたくさんの人が知っていることっていっぱいあるんだなあ!!(←それ、当たり前ですから。)

でも、それらのサイトを次々読めば読むほど、どんどん分からなくなってきてしまいました。大混乱です。一体、何がわからないと、いうのでしょうか。

1)波長ってなんなのか、わからない。

もう、この時点でアウトです。が、オバカさんはめげないので、とにかく解説を読むのですが、当然さらにわからないことが増えていくのです。

2)スペクトルという言葉や光という言葉の定義がわからない。
3)電磁波がどういうものかわからない。光とどう違うのか、その動きや性質もわからない。
4)「ドップラー効果」のようなもの、と説明しているサイトも多いが、「ドップラー効果」自体実はよくわかっていない。

ドップラー効果というのは、走っている救急車の音が変化する現象だとよく聞きます。(※スーパータレント柳沢慎吾の「警察24時」のサイレン・ネタは、ドップラー効果を芸術的なまでに活用したネタかと思われます。ドップラー効果に関わらず、これは日本人なら一度は見なきゃいけないネタでしょう。)
それと同じように、光(電磁波)も遠ざかれば遠ざかるほど元の波長からずれてしまう、ということなのですが・・・

7)音と光の違いがわからない。
(もう、やばいです。)

というわけで、混乱しているマシタが赤方偏移を語ることはできませぬ。ただ分かるのは、赤方偏移をきちんと知りたければ、まずは、上の疑問を解決が先じゃないのでしょうか、ということですね。分かりもしないことを分かったように振舞っているばやいじゃあ、ぬぁいのではぬぁいのでしょうかあ!(反省)
今、サイエンスカフェやらサイエンスコミュニケーションが流行っていて、マシタもそれ関連のイベントが好きですが、実はそれは、一般人と科学者との理解の差も遠く、宇宙年齢くらい遠く離れてしまっているということの表れなのでは、とも思うのです。私だけかもしれませんけど、こんなに遠いのは。

もしも、「おいらは数学が得意だ」という方がいらっしゃいましたら、こんなサイトもありますのよ。
http://skyserver.sdss.org/edr/jp/
いつかこのサイトでやる計算にチャレンジできたらいいなあ。まあ、129億光年先の夢でしょうけども。

はい、それでとっとと今日の結論。
「赤方偏移を素人が理解するのは、クエーサー発見より難しい!」

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